スプリント期間中に実施した作業の結果をスプリントレビューでチェックしよう。
プロダクトバックログの完成の定義を満たせたのか、スプリントゴールを達成できたのか。
スプリントの成果をプロダクトオーナーにお披露目してチーム全員でプロダクトゴールに対する進捗を話し合おう。
スプリントレビューでスプリントの成果をチェック
スプリント期間中の開発者全員で取り組んできた作業の結果をプロダクトオーナーにお披露目しよう。
スプリントレビューの時間はスプリント期間が1ケ月の場合でも最大4時間。これを目安にスプリント期間が2週間のときは最大2時間、スプリント期間が1週間のときは最大1時間にするとよいでしょう。
限られた時間のなかで、プロダクトオーナーに成果を見せるためにレビューにむけた準備をしっかりしよう。(スプリントゴール、コミットメントしたタスクが完成したか未完成か、スプリント中の重要な判断、完成したデモ、次のスプリントでの優先的に実施するプロダクトバックログ/タスクなど)
プロダクトオーナーは気になったことを質問して問題があるか判断、問題があれば次のスプリント以降で実現するかどうか考える。
スプリント期間中の成果物が完了の定義を満たしたのかは、プロダクトオーナーの視点・開発者の視点で考えよう。
スプリントレビューはかならず実施
新しいチームはスプリント内に成果物がつくりきれない、スプリントレビューの準備が間に合わないこことも多々ある。けれど、レビューは必ず実施して成果物に対する『検査』をして問題を洗い出そう。
プロダクトバックログを実現してみたけど、プロダクトオーナーの考えていたことが間違っていることもある。考えていたこととあっていても/間違っていても確認が済んだということが大切になる。
確認が済めば、そこからいろんなことがわかってくる。
失敗から学んでいこう
プロダクトを作ったけど、うまくうごかなかった。そんな失敗の経験こそ今後の糧になる。
挑戦したからこと失敗がある。計画と実績のギャップが起きた要因を考えれば次に適応すべきことが見えてくる。
計画を立案する見積力が足りないのか、計画を実行する能力が足りないのか。
計画を立案する能力が足りなければスプリントプランニングで何回も練習をしながら成長していけばよいし、計画を実行する能力が足りないのであれば足りない能力を明らかにして能力アップしていけばよい。
スクラム開発のフレームワークをつかって変化を起こし、経験から学び、日々成長していきましょう。スクラム開発の本質は体験して学んでいくこと!
ぜひスクラム開発のイベント(スプリント、スプリントプランニング、デイリースクラム、スプリントレビュー、スプリントレトロスペクティブ)をひとつずつでもいいので取り入れてみてください。きっと仕事のやり方が変わり、すこしずつ仕事がスムーズに進んでいくと思います。
次回からは実際にスクラム開発を進めていくうえでの、ノウハウなどを説明していきます。
スクラムを初めてみたい方は以下の書籍がおすすめ